トヨタ車のガラスコーティングはディーラーと専門店どっちがいい?特徴や費用を解説

トヨタ車を購入した際、ガラスコーティングは施工した方がいいのか、するとしたらどこでガラスコーティングをしたらいいのか、お悩みを抱えた方は多いのではないでしょうか。

特にトヨタで新車を購入した際には必ずコーティングを勧められるため、このままトヨタに任せていいのか一考した経験がある方もいると思います。

そこで本記事では、トヨタ車はそもそもコーティングは必要か、どこでガラスコーティングを施工するのがおすすめなのか等、トヨタ車のコーティングにまつわるお悩みを解消するために解説いたします。

また、併せてガラスコーティングの特徴や費用も解説しているので、参考にしてみて下さい。

目次

トヨタ車にガラスコーティングは必要?

基本的にトヨタ車にはガラスコーティングをしたほうがいいでしょう。その理由は、車の美しさを維持し、塗膜を守ることができるからです。

コーティングをすることで、紫外線や酸性雨、あるいは走行中に虫が激突するなどの外部要因から塗装を保護し、塗装が傷みなど、車の美しさを長く維持することができます。

ボディに汚れがつきにくくなり、洗車も楽になるため洗車のときにできる細かな傷を減らすことができます。

このようにトヨタ車にコーティングをすることで、車の美しさを長期間保ち、安心してカーライフをお楽しみいただけます。また、ワックスを定期的に塗る必要がなくなり、メンテナンスにかかるお金と時間も節約できるという利点もあります。

トヨタの純正ガラスコーティングの特徴と費用

近年、ディーラーでトヨタ車を購入すると、ほとんどの確率でトヨタの純正ガラスコーティングを勧められます。

または購入時に必須のオプションとして付与されている場合もあります。

では、トヨタの純正ガラスコーティングには、どんな特徴があるのか。また、ガラスコーティングの施工費用はいくらかかるのかについても解説していきます。

トヨタの純正ボディコーティング

トヨタの純正ボディーコーティングは、全部で4種類です。

濃い色のボディー塗装は、太陽の紫外線の影響を受けやすいので、ガラスの被膜が二重構造になっているQMIセンチュリオンコートの施工がおすすめです。

コーティング名QMIセンチュリオンコートQMIグラスシーラントタイプTⅡQMIグラスシーラントQMIペイントシーラント
特徴①ガラス被膜の二重構造で施工し、強力に塗装面の保護が可能。②優れた滑水によって、雨水でも簡単に汚れ除去が可能。③耐久性に優れている。④被膜を厚くすることで、傷がつきにくく洗練された光沢や艶を実現。①ガラス皮膜は一層になるが、しっかり塗装面の保護が可能。②QMIセンチュリオンと同じ滑水性③体感ではあまり感じられないが、若干耐久性は落ちる。①こちらも、ガラス皮膜は一層になるが、しっかり塗装面の保護が可能。②低撥水を採用しているので、水滴が残りにくい。③4種類の中では、光沢や艶がやや劣る。①4種類のなかで、唯一テフロン被膜を採用した、ポリマー系。②費用を抑えられるが、コーティング施工後の表面は、撥水性になるため水滴の面積が大きくなる。水滴が大きくなると、虫眼鏡の役割をするため、濡れた際は細かな拭き取りが必須。
コーティング被膜素材ガラスの二重構造ガラスガラステフロン
汚れの落し易さ
光沢や艶
耐スリ傷性
コーティング後の表面の性質動的滑水潤滑滑水潤滑低撥水撥水
耐久性能
*施工保証期間5555

※施工保障期間は、コーティング施工店によって異なります。

トヨタの純正ボディコーティングの費用

トヨタの純正ボディーコーティング費用、車種別参考費用になります。

QMIセンチュリオンコートQMIグラスシーラントタイプTⅡQMIペイントシーラント
コンパクトカー(アクア、パッソetc)¥108,000~¥115,000¥55,000~¥60,000¥40,000~¥45,000
ミディアムサイズ(プリウス、カムリetc)¥120,000~¥140,000¥60,000~¥70,000¥45,000~¥55,000
ミニバンサイズ(アルファード、VOXY etc)¥140,000~¥150,000¥70,000~¥80,000¥55,000~¥60,000

料金は施工店舗によって、金額は異なる場合があります。

トヨタ車のガラスコーティングはディーラーと専門店のどちらに任せるべきか?

ここからはディーラーと専門店のどちらに施工を任せる方がいいのか

  • コーティングの種類
  • 技術力
  • 料金

3つのポイントに焦点を当てて比較しながら解説していきます。

違い①コーティングの種類

コーティングの種類は、ディーラーよりも専門店の方が豊富な種類を取り扱っていることが多いです。トヨタ純正のコーティングの種類は以下の4種類です。

・QMIセンチュリオンコート
・QMIグラスシーラントタイプTⅡ
・QMIグラスシーラント
・QMIペイントシーラント

対して専門店の場合は、お店によって5種類〜10種類ほどの材料を使っています。

扱っているコーティング剤の種類が多ければ多いほどいいという訳ではありませんが、コーティング材は銘柄によってコーティング後の色合い、水の弾き方、値段などが変わるため、理想の条件に合致したコーティング材に出会える可能性は上がります。

コーティングの種類は、ディーラーよりも専門店の方が豊富な種類を取り扱っていることが多いです。

また、トヨタ純正のコーティング材はガラス系コーティングとテフロン系コーティングのみ。「ガラス系コーティング」と「ガラスコーティング」はそもそも違うものであり、ガラス系コーティングはガラスコーティングに比べて耐久性がやや劣ることがあります。

詳しくは車のコーティングの種類と自分にぴったりの選び方とは?という記事をご覧ください。

さらにトヨタ純正のコーティングには最近話題のセラミックコーティングも用意がないため、セラミックコーティングを希望される方はトヨタ純正コーティングは不向きと言えるでしょう。

違い②技術力

ディーラーとコーティング専門店では、技術力にも違いがあります。

ディーラーでカーコーティングの施工を担当するのは基本的に

・営業マン
・整備士の方
・コーティング、洗車専門スタッフ

のような人々です。

しかし、これらのスタッフはコーティングだけを専門としているわけではありません。

そのため、コーティングに関する技術や知識が不十分で、磨きが不十分で細かな傷が残ったままだったり、仕上がりにムラが出たりすることがあります。

特に、下地処理をきちんとしたか否かは、コーティング仕上がりの良し悪しに直結します。下地処理が甘いと美的的にも良くなく、コーティングの密着性が低下する原因となり、耐久性が悪化して、コーティングの耐久年数が下がってしまう可能性もあります。

対してコーティングだけに特化して技術を磨いてきた熟練の専門店は、コーティングの知識も技術も経験も申し分ありません。高いクオリティを求めるのであれば専門店をおすすめします。

違い③料金

トヨタディーラーでのコーティング費用は、コーティング剤やお店によって変動がありますが40,000~150,000円ほどとなっております。

対してコーティング専門店の場合、40,000円~400,000円と幅広い金額になります。高価格に設定をしているお店もあれば、比較的安価に設定しているお店もあるため、一口に専門店と言えど料金は千差万別です。

ここで気になるのはコーティング専門店で料金の違いはどこで生まれるのか、ということです。答えは下地処理に費やす時間と工数によって費用が変わります。

例えば、あるお店では5時間で終わる下地処理でも、あるお店では15時間かけるなど、下地処理の緻密さはお店によって違います。

塗装面だけではなく、開口部、樹脂パーツホイール、エンジンフード、下回り等の普通に車を眺めるだけでは気づかない部分まで丁寧に下地処理を行ったり、あるいは下地処理の前工程の洗車の段階で、ドアの内側やナンバープレートを外して台座まで洗うなど、丁寧な施工をすればするほど時間がかかるため費用がかさみます。

このコーティング前の準備をどこまで丁寧にやるのかによって、同じコーティング材を使っていたとしても、費用(人件費)が変わってきます。このような背景から、金額に比例して下地処理の丁寧度合い、仕上がり具合が高まっていく傾向にあります。

どんな専門店に依頼をすればいいのか、詳しく知りたい場合はおすすめのガラスコーティング業者・専門点を見極める7つのポイントという記事をご覧下さい。

まとめ

本記事では、トヨタ車のガラスコーティングをする際のディーラーや専門店の違い、トヨタ純正ガラスコーティングの特徴や費用についてお伝えしてきました。

トヨタ車にガラスコーティングをしておくことで、綺麗に保てるだけでなく、塗装を保護する効果が期待できます。

自分の愛車の美観を保ちたいのであればガラスコーティングは非常におすすめです。

ディーラーか専門店かどちらが良いのかと言えば、高い技術を求めるなら専門店、値段を抑えるならディーラーになります。ぜひ参考にしてみてください。

なお、当店でもトヨタ車のコーティングを行なっております。ぜひお問い合わせください。

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