おはようございます
田中です
今日のお話です
どうぞご覧ください
キヤノン
先日、お客様から
「キヤノン」の
「ヤ」は、なぜ大きいのか？
と質問を頂きました
私は「その質問、待ってました！」
と心の中で思い、
事細かに説明をしようと思いましたが
逆に「一言で」
それは「文字のバランス」なんですよ
お客様「へ～そうなんだね」
そしてその内容の会話は終りました
最後まで読んでくださって
ありがとうございました
と、ここで終わっても良いのですが
読者様にはお付き合い願います
1933年に精機光学研究所という会社が
設立され、カメラの最初の試作機は
「KWANON（カンノン）」と名づけられました
この会社が設立されるまで
「KWANON」が完成するまでの
ストーリーも大変面白いのですが
今回は割愛させて頂きます
この名称は観音様の御慈悲にあやかり
世界で最高のカメラを創る夢を実現したい
との願いを込め
当時のマークには千手観音が描かれ
火焔（かえん）をイメージした
KWANONの文字がデザインされていました
当時のマーク
そして、カメラの本格的な発売開始に向けて
世界で通用するブランド名が必要になり
1935年に、「キヤノン」（Canon）という言葉を
商標として登録しました。「Canon」には
英語で「正典」「規範」「基準」という意味があり
これは正確・精緻（せいち）な精密機器としての
商標にふさわしく
そして世界の標準、業界の規範を目指す
企業にとっては相応しいものでした
また「キヤノン」の発音が
「観音＝カンノン」と似ているため
名称の交替は違和感なく行れ
小文字の「ャ」ですと
上に空白ができてしまい
穴が空いたように感じるので
全体の見た目のバランスを考え
きれいに見えるように
「ヤ」を大文字にしたそうです
その他にも、理由は諸説ありますが
富士フイルム（イが大きい）
エドウイン（イが大きい）
シヤチハタ（ヤが大きい）
キユーピー（ユが大きい）
などがあります
私的には「KWANON」のロゴマークは好みです
近年は「OLD」っぽい
デザインのカメラが流行しているので
「KWANON」風デジタルミラーレスカメラや
ステッカーなどで復刻して欲しいですね
最後まで読んでくださって
ありがとうございました
ではまた明日
今日も素晴らしい
1日になりますように
田中健介
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