おはようございます
田中です
今日のお話です
どうぞご覧ください
疑問
先週がオープンタイプの
クルマのみの施工で
作業しているうちに疑問が湧きました
現代では特別なクルマとして
存在しているオープンカーですが
クルマはいつから屋根が付いたのだろう?
いつから幌ではなくてクローズドに
なったのだろう?
1769年、日本は江戸時代
ヨーロッパは馬車で人や荷物を運ぶ時代に
フランスで世界初の蒸気で走る自動車が
二コラ・ジョセフ・キュニョーにより
発明されました
この初めての自動車は
軍隊で使われる大砲運搬のために
造られた重くて大きな車体で
スピードは10km/h以下だったといわれています
この世界初のクルマは
もう一つ「世界初」を生み出します
それは走行実験中に
ハンドルを切り損ねて壁に激突しまい
世界初の交通事故を起こしたクルマです
その後、スコットランドのジェームス・ワットが
新方式の蒸気機関を開発し
徐々に馬車から蒸気自動車の時代へ
当然まだクローズドボディではありません
実は電池で走る自動車の方が
ガソリン車より先に発明され
電池は1777年
モーターは1823年
1873年にはイギリスで
電気式の4輪トラックが実用化されています
また世界初、時速100kmを超えたのも
電気自動車で
1899年にベルギーのカミーユ・ジェナッツィが
速度記録競争用に設計し
アメリカのベーカー社が製作した
ラ・ジャメ・コンタントが105.9km/hを達成しました
ラ・ジャメ・コンタント
電気自動車「英国製ジャベリン」
屋根はありません
蒸気自動車は大きくて重く
電気自動車は航続距離に問題がありました
少し時間は戻り
1860年、フランスのエティエンヌ・ルノワールが
「ガスエンジン」の特許を取得しました
蒸気機関に比べで
はるかに軽量でコンパクトになりましたが
技術的課題は多く、安定して稼働させるのは
当時は不可能でした
その後ドイツ人の
ニコラス・アウグスト・オットーは
ルノワールのガスエンジンを研究し
1877年、効率的な内燃機関を作り上げて
特許を取得
オットーのもとで研究開発を進めていた
ドイツのゴットリープ・ダイムラーと
ウィルヘルム・マイバッハ
二人はオットーから離れて研究を重ね
1883年に
熱管点火方式の改良型エンジンを完成させ
1885年、さらに改良されたエンジンを
木製の二輪車に載せテスト走行を成功させた
翌年1886年には四輪車も開発
同年、同じくドイツのカール・ベンツが
ガソリンエンジンの三輪車を完成させて
実際に販売しました
先に特許を取得して
自動車を販売したことから
歴史上ではカール・ベンツのほうが
「自動車の生みの親」と呼ばれています
1885年ニーデルラート
(ゴットリープ・ダイムラー)
1886年 パテント・モートルヴァーゲン
(カール・ベンツ)
ガソリンエンジンになったとしても
まだ屋根はありません
ベンツ、ダイムラー、マイバッハと
良く耳にする名が出てきましたね
続きはまた次回に
最後まで読んでくださって
ありがとうございました
ではまた明日
今日も素晴らしい
1日になりますように
田中健介
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