208A Caravan

おはようございます
田中です

今日のお話です
どうぞご覧ください

208A Caravanシートリペア

連日連夜遅くまで作業をしていましたが
その訳はこちら↓

題名で「ピン」と来た方は
相当のマニアですね

セスナ・エアクラフト・カンパニー
208A　Caravan
小型軽飛行機のシートリペアです

受注はメールで頂いたのですが
住所は
東京都大田区羽田空港でした

住居のソファやヴィンテージ家具
ダンスクラブのVIPルームのソファなどは
リペアしたことがありますが
飛行機は初めてです

とは言え普通のレザーシートですが
これがまた結構ダメージが大きいのです​​​​​​​

クルマの場合は運転手さんが
所有者の場合が多いので
自分が座る場所が汚れていたら
気になりますが
飛行機はパイロットさんの
所有物でもないですし
誰も気にしないまま
この状態になったのだと思います

分解できるものは外し
まずは徹底的にクリーニングをして
オリジナルのカラーに戻します

分解はクルマより簡単で
７０年代のフェラーリのように
ねじは皿ねじでフレームに
ねじ込んであります

何度も分解しているようで
サイズ違いのねじを使用しており
ねじ自体も錆ていました

リペアで時間が掛かる作業はこれです↓

後の事を考えなければ
パテで埋めて耐水ペーパーで平らにして
塗装をすれば良いのですが
塗料と硬さが異なるので
絶対に割れてきますし
表面が硬くなります

ですので調色した塗料を
薄く何十回と筆で塗り
ペーパーで平らにし塗装します

そうする事で後から割れてくることもなく
安心して使用して頂けます

これが何よりも時間を必要とします

未だかつてヒビを塗料で埋めている
業者は見た事も聞いた事も無く
そもそも私も誰に教えて貰った訳でもなく
いつの日からか忘れましたが
ずっとこの工程で作業を行っています

208A Caravanのシートは特に時間が掛かり
休日出勤+2日間の深夜まで作業で
昨日、納品したのですが
気が抜けてこのメルマガも
睡魔と戦いながら書いています

ですので今日はここまでにします
完成の画像はまた明日

最後まで読んでくださって
ありがとうございました

ではまた明日

今日も素晴らしい
1日になりますように

田中健介

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