おはようございます
田中です
今日のお話です
どうぞご覧ください
新しい電力
イギリスのブリストル大学と
英国原子力庁(UKAEA)の研究チームは
世界で初めて「炭素14ダイヤモンド電池」の
開発に成功したと発表しました
炭素14ダイヤモンド電池とは
その名の通りダイアモンドの中に
炭素14を閉じ込めた電池で
また人口ダイアモンドでも可能です
炭素14とは放射性同位元素で
放射性崩壊の過程で少しずつ
放射線を出しており
この放射線によって
周囲のダイヤモンド内の電子が
励起(れいき)されます
この高速で移動する電子を捕獲して
電力を生成するとのことで
仕組みとしては光子を電気に変換する
ソーラーパネルと似ています
※励起(れいき)とは
原子や分子などの物質に
外部からエネルギーを与え
その物質が高エネルギー状態に移ることです
難しいですよね
私は書いていても理解が出来ませんが
良く使用する電池は化学電池で
炭素14ダイヤモンド電池は原子力電池で
原子力といっても
核分裂反応を使う原子炉とは
全く仕組みが異なり
またこの炭素14ダイヤモンド電池は
従来の原子力電池とも異なり
新しい原子力電池なのです
原子力ですので短距離放射線を放出します
吸入したり素肌に触れたりすれば危険ですが
ダイやモンドの中に安全に格納することで
短距離放射線は外部には漏れないのです
ではこの原子力電池は何が素晴らしいのか?
使用する原子核の種類を選ぶことによって
何十年~何千年もほぼ同じ量の電力を
作り続けられるのです
ちなみ炭素14の半減期は約5730年で
この電池は理論的には数千年間使用できます
ですのでこの電池を使用すれば
生きている間は充電も交換も不要になります
皆様、何を期待されますか?
EV車ですよね
私もこのニュースを見た時はそう思いました
ですが残念ながら出力は低く
試作品ではマイクロワット程度で
現時点では大型化をしても
スマートフォンの充電も出来ないそうです
電池自体の大きさも魅力で
今回開発された
炭素14ダイヤモンド電池は
10mm×10mm×0.5mmという小ささですので
ペースメーカーや補聴器などの
充電や電池交換なしで
長期間稼働させなければならない
医療機器のほか
メンテナンスが非現実的な宇宙船や
人工衛星遠隔センサーなどに使うことも
期待されています
ちなみにこの電池でEV車を
走らせると仮定すると
バッテリーの質量は車両より
はるかに大きくなってしまうそうです
クルマに乗る感じではなく
電池に乗って移動する感じですね
最後まで読んでくださって
ありがとうございました
ではまた明日
今日も素晴らしい
1日になりますように
田中健介
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