おはようございます
田中です
今日のお話です
どうぞご覧ください
日本人の通信技術
「旗振り通信」
というものをご存じでしょうか?
江戸時代中期から明治時代に
情報を伝えるために用いられた方法です
江戸時代では米の売買で(現在の先物取引)
生計を立てている人が存在し
全国の米相場の基準の大阪から
いち早く他の地域に伝達するため
さらに地方の相場を大阪に伝えるために
旗振り通信というものが構築されました
大阪から12km~22kmの間隔で
中継所を設置し
高い塔の旗振り師が遠くの旗を見て
それを次の旗振り師に伝え
旗の振る回数、位置、順序などを
文字や数字も割り当て
それを約1分間で行い
細かく正確に情報を伝えていました
大阪から和歌山まで3分、京都まで4分
岡山まで15分、広島まで27分で伝えられ
とてもアナログだと感じますが
通信速度は
なんと時速720kmになります
ですが箱根を超えることができず
江戸へは箱根区間のみ飛脚を使用したため
8時間かかりました
それでも旗振り通信が行われる前までは
飛脚だけで3~5日かかっていたため
革命的な通信手段でした
その後、旗振り通信は
電話が開通するまでは使用されており
海外からの刺客を旗振り通信の技術で
情報を早く伝達し
明治時代からは政府公認になりました
1981年当時の旗振り通信の
技術を再現しようと大阪~岡山間で
実験が行われましたが
2時間もかかりました
縄文式土器から始まり
翡翠の勾玉や継体天皇の遺跡
古代出雲の建築技術
数々の寺院の建築
刀鍛冶、飛脚など
古代から技術力や
人間力の高い日本人ですが
文字を旗振りで伝えるという
当時の旗振り師の技術の高さが伝わりますね
最後まで読んでくださって
ありがとうございました
ではまた明日
今日も素晴らしい
1日になりますように
田中健介
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