第10回東京モーターショー

おはようございます。田中です。

今日のお話しです。

どうぞご覧ください。

1963年12月号

今まではモノクロ写真でしたが
カラー写真が増えました

前回の
第1回日本グランプリ自動車レース大会
の写真も全てモノクロ

カーグラフィックでは初めての
特集　第10回東京モーターショー

★スポーツカープロトタイプ

いすゞ　ベレット　1500GT
トヨペット　コロナ　スポーツクーペ
プリンス1900　スプリント
日野　コンテッサ　900　スプリント

各社スポーツタイプは
どれもデザインが美しく
是非、ネットで検索して実際の
ボディーラインを見て頂きたいです

★乗用車のプロトタイプ

トヨタ　クラウン　エイト
フォードやシボレーに対抗すべく
トヨタがV８エンジンをクラウンに搭載
OHV、2599ｃｃ　※トヨグライド装備
※オートドライブ装備

※トヨグライド
自動変速装置、ノークラッチ・ノーチェンジ
レバーはセットしておくだけで、
走行中はわずらわしい変速操作がいらない
滑らかに走行し運転もラク

※オートドライブ
ダッシュにあるダイヤルを予め
例えば６０ｋｍにセットしておけば
アクセルを踏まなくても
また勾配に関係なく所定のスピードを
自動的に保てる装置

プリンス　グロリア　2500
マツダ　ルーチェ　1000/1500
スズライト　フロンテ　800
三菱コルト　デボネア

などなど

目新しい広告として

「理想的なファミリーカー登場」

プリンス　スカイライン　1500デラックス

1500cc　70馬力　5人乗り
エンジン封印30000ｋｍ無給油
？？とういう意味でしょう？？

「かぎりない気品をたたえる」

ナルダン　自動巻きカレンダーウォッチ

ナイスガイはナルダンがお好き
腕に8時間付けていれば36時間動きます
￥60000

初めての時計の広告です

世界各国の王室、陸海空軍、天文台や
政府機関などの御用をうけていた
スイスの会社だそうです

「しっかり手をつなごう！」

「一人一人の小さな力でも
お互いに手と手を結びあって協力すると
意外な程、強大となるのです
現代工学の枠と
人間の持つ偉大な精巧さとが
ミックスされてつくりあげられた
ポルシェはいつでも
世界一の貫禄十分です」

三和自動車

握手をしている写真が
真ん中に大きくドーンと
クルマの写真は相変わらず
下の方に小さく掲載

356Cが発表されたにも関わらず
一言だけ
「356Cは全車種にディスクブレーキ装備」

人の技術を大切にしている感
そして相変わらず販売する意欲
が伝わらない
広告で私は好みです。

三和自動車はこれまで毎号
広告の内容を変えているので
今後の動きによっては

「まるごとミツワ」

も考えています

最後まで読んでくださって
ありがとうございました。

ではまた明日。

今日も素晴らしい1日になりますように。

田中健介

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