1963年6月号

おはようございます。田中です。

今日のお話しです。

どうぞご覧ください。

カーグラフィック1963年6月号

外せない出来事があるので
小刻みになってしまいますが
ご了承ください

特集
第一回日本グランプリレース

正式名称は
「第1回日本グランプリ自動車レース大会」
戦後の日本における本格的な
自動車レースのはじまりとされ

当時の日本では「自動車レース」
という競技の存在自体ほとんど知られていなく
物珍しさもあり2日間に20万人以上もの大観衆を集め
観客の中には公営ギャンブルの
「オートレース」と勘違いして
券売所を探す者もいそうです。

国際スポーツカーレース
ロータス23　
フェラーリ250GT
アストンマーティンDB4
ジャガーDタイプ
ポルシェ　カレラ

などが参戦

走っている画像は全てがかっこよく
見た目のカスタマイズも無く
モノクロですが臨場感が伝わってきます。

ロータス23は計算上は速度220ｋｍ
圧倒的に速かったみたいです。

その他の気になったレースは
ツーリングカーレース

ツーリングカーレースは市販品をベースに
チューニングされ、エアロパーツも装着し
カラーも派手目で広告主のロゴがビッシリと
貼ってある車両を想像しますが

この当時のは一味違います

排気量別でのレースですが
参戦車両をざっと紹介
スズライト　スバル360
日野コンテッサ　DKWスポーツ
ブルーバード　VWタイプ1
コロナ　クラウン
セドリック　グロリア
スカイライン

どうですか？
この豪華ラインナップ！
勿論、ナンバー付です
そのまま鈴鹿に来て
灯火類にテープを貼り
ゼッケンを付けて走っています

本当の市販品なので
なんか親近感が湧きますね。

広告も少しだけ掲載がありました

いまや月産5000台
トヨペット　クラウンデラックス

わが国初の画期的な長期保証
クラウンをはじめトヨタ車全車種は
満1年2万キロの保証付き

保証も今では当たり前
この頃から製品に対する
自信があるのが伝わります。

技術革新のマツダ
キャロル600 ￥435000

「わずが5秒で40ｋｍ高性能水冷600cc」

胸のすくダッシュ
運転テクニックを問いません
わずが5秒で4０ｋｍ
このクラス最高のダッシュ力です
交差点での軽快に飛び出す出足は
まさに痛快です。

ダッシュ力って？？？
この手の広告は大好きです
表現方法が面白い

貴方の夢を叶える
スピードショップ誕生

「SSモータース」

ロールバー、タコメーター取り付け
ツインキャブレター、マフラー制作

住所はなんと
大田区下丸子！

お察しの通り
SSリミテッドの前身ですね

社長の原田さんはFIAT500で
奥様はブルーバードで
ツーリングカーレースに参戦予定でしたが
FIAT500が鈴鹿に向かう間に故障
初の夫婦参戦ならず

奥様の原田敏子さんは
初の女性ドライバーとして
参戦された事も掲載されています
(塚田さんという女性も参戦)

※大卒初任給（公務員）￥15700

最後まで読んでくださって
ありがとうございました。

ではまた明日。

今日も素晴らしい1日になりますように。

田中健介

お問い合わせ、作業依頼、本家ブログは↓
https://www.cbp-oyd.net/