こんにちは。店主の田中です。
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RollsRoyce CornicheⅢ レザーリペア
傷がある部分と退色した部分のリペアです。
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コーニッシュの銀面拡大画像で御座います。
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御存知の通り
コノリー兄弟社の‘Autolux’で御座います。
Autoluxはジャガー、フェラーリにも使用されていますが、
ロールスロイス、ベントレー用は
非常に柔らかく製造され
特級別格です。
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上の画像のシボに見えるような凹凸は、
‘毛穴’
です。
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毛穴???
ほとんどの自動車用レザーシートは、
生態時に傷がある革を使用し、傷を隠すために
ペーパー研磨(バッフィング)し、型押し(ボックス)し、分厚い塗装を施して仕上げます。
当然、毛穴も埋まり、硬い仕上がりになります。
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しかしながら、このレザーは生態時に傷が無い物を選び、
バッフィングもボックスのせず‘そのまま’の銀面を使用しています。
ここで分厚い塗装を一気に施してしまえば、硬くなり、毛穴も埋まり、
ただの‘傷の無い’レザーになってしまいます。
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柔らかく毛穴を残す為に、
薄く塗装し乾燥させ、また塗装し乾燥させの工程を繰り返し
薄く塗装することで毛穴も埋まらず、
尚且つ柔らかい仕上がりになり
毛穴の周りが盛り上がり立体感のある
高級バックや高級服の様になります。
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新品の入手が容易であれば張替えがベストですが
既に新品は入手困難な状況で、選択肢はリペアのみになります。
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分厚く塗装し毛穴を埋めるような雑はリペアで
別格な風合い、柔らかさを損なっては
手間をかけ製作したビルダーの方々に失礼になり、
自分のプライドが許さないので
同じような工法で、時間をかけ、
オリジナルの風合いや柔らかさを残しリペアします。
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リペア前
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リペア後
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御覧の通り、リペア後も風合いは変わりません。
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オリジナルを大切に