輸入車のワイパーのビビリが気になる方へ。一番の対策は撥水ワイパーへの交換です。

こんにちは。カービューティープロ尾山台店主の田中です。

輸入車(特にヨーロッパ車)でフロントウィンドウガラスに撥水加工をするとワイパーがビビリ(ワイパーが暴れ、不快な感じがする現象)問題に悩んでいませんか?

近年の輸入車のワイパーは、ビビリが発生しやすいです。

ワイパーがビビると、雨をきれいに拭き取らずに視界が悪化することに加えて、ワイパーが動くたびに暴れて音や振動が発生し、不愉快な気持ちになりますよね。

そこで今回の記事では輸入車のワイパーがビビリやすい原因と、ビビリの対策について説明していきたいと思います。

目次

輸入車のワイパーがビビりやすい原因

結論からお伝えすると輸入車のワイパーがビビリやすい理由は、国産車とのゴム素材の違いや、ワイパー形状の違い、そしてワイパーブレードの圧が国産車に比べて高い傾向にあるからだと思います。

ではなぜ輸入車のワイパーブレードの圧が日本よりも高いのか?

それは高速道路の制限速度が110km/h~無制限と日本に比べて高い点が考えられます。

車の時速があがると窓ガラスとワイパーに加わる風圧も強くなるため、ワイパーブレードの圧を高くしておかなければ風圧に負けてしまいます。

風圧に負けてしまうと窓ガラスにかかる雨滴や汚れをワイパーがきれいに拭い取ることもできなくなります。

そのため輸入車は国産車に比べてブレード圧が高く設定されているものと思われます。

ブレード圧が高くなればなるほど、ガラスとゴムの摩擦抵抗も大きくなるのでコーティングを施したガラスではビビってしまう、というわけです。

輸入車のワイパーのビビり対策

輸入車のビビリの対策は、撥水ワイパーゴムに取り替えることがベストです。

撥水加工に対応しているワイパーゴムやワイパーブレードは市販で販売されているものでも十分に効果を発揮するものがラインナップされています。

ビビらないうえに、撥水効果もあるので非常におすすめです。

ご自身の車にあったタイプを選んでいただければ、ご自身で簡単に交換することも可能です。

車種にもよりますが8000円から販売されているので、ぜひご検討ください。
どのメーカーも、撥水加工に対応しているものであれば性能に大きな差はありません。

余談ですが当店でもビビらないコーティング剤はないかと色々とテストを行いました。

こちらの記事で3Mセラミックコーティングのワイパーテストについて書かせていただいています。

この記事に書かれているように、テスト後はワイパーの帰りに少しビビる程度だったので許容範囲内かと思いました。

3Mセラミックコーティング後のワイパーの動き


しかし、残念ながら2週間経過するとビビってしまうこと判明しました。(詳しくは関連記事で)

このようなテストの結果からも、現状では撥水ワイパーに交換することが一番のビビリ対策と言えます。

輸入車のフロントガラスにはコーティングはしない方がいい?

では、輸入車のフロントガラスにはコーティングしないほうがいいのか?ということですが、撥水ワイパーに交換する・しないで回答が変わります。

先ほども記述したように撥水ワイパーに変えるならコーティングをしてもいいと思います。

しかし撥水ワイパーに交換しないとビビってしまうため、コーティングはおすすめできません。

まとめ

以上、輸入車のワイパーがビビリやすい原因と、ビビリの対策について解説してきました。

輸入車の場合は撥水ワイパーに交換しないままコーティングをしても、現状ではビビってしまうので撥水ワイパーに交換することが一番の対策です。

ぜひ検討してみてください。

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